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アピセラピーについて
「プロポリスの研究が始められたのはミツバチの歴史でははるかに新しいことだが、それでも古代エジプトの僧侶が(ミイラの防腐剤などとして)使っていたのは明らかであり、現在より数千年前に遡ることになる。その後ギリシャ人が使用し、彼らがプロポリスという名前を付けたのは確かである。
アリストテレス(B.C.384〜322)もその著書『動物誌』でプロポリスについて言及し、「皮膚疾患、切り傷、感染症の治療薬」と見なしている。
その後ローマの学者バロン、詩人ベルギリウス(B.C. 70〜19)、プリニラス (A.D.23〜79博物誌)、
そして、ギリシャ人ヂオスコリデス(B.C. 60?薬物学)、ガレノス(A.D.130〜200?)などにも同様の記述か見られる。
さらにまた著名なイランの哲学者アビセンナは11世紀に次の如く述べている。

「プロポリスは、矢や刺を抜いた後を自然に消毒して、痛みを非常に和らげるという稀に見る性質を持っている。」

フランスでは、18・19世紀に切り傷の治療に利用された記録があるが、それは主として南アフリカでのボーア戦争(1899〜1902)の時のことで、プロポリスの利用は全盛を極め、その優れた効課のために傷の殺菌及び治療に多く利用されたのであった。 このように、プロポリスの利用は断続的ではあったが幾世紀にわたり受け継がれて現在に至り、最近になって多くの研究者が『再発見』したものである。
研究者たちはこの物質の、経験により見出された優れた性質を科学的に実証し、人間の健康のために確かな特性と有効性を、合理的に解明しようとしている。 プロポリスの性質は各種の条件により異なるが、最も重要な条件は植物資源にあることは間違いない。今日までの研究成果によってプロポリスの包括的な物理的、化学的、生物学的特性が明確にされており、非常な複合的性質にもかかわらずその特性を明らかにしうるのである。
その特性は下記の通りである。

a)多くのバクテリア細菌群に対する強い抗菌作用。
b)強力な鎮痛作調。これはコカインよりも優れ、 また不都合な副作用を持たない。
c)身体組織への刺激と再生による治療特性。

その他、抗炎症効果及び免疫性刺激効果を加えねばならない。これらは重要な特性であり、外部からの侵襲害に対し全組織を全体的に強化している」

「 自然療法におけるプロポリス」
La propolis (Maloine ed. l981)/Dr. Yves Donadieu 著 竹田腆訳 (1990) より引用

<参考文献>
Donadieu Yves ー Propolis in natural therapeutics(Honeybee Science, 1987)
Chauvin R.ーTraite de biologie de 1'abeille. Les produits de la ruche (Masson et Cie, 1968)
ーApiacta 15(3) : 101ー3



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